H:
ここは寧ろ千駄ヶ谷駅に近い、千駄ヶ谷一帯の鎮守。社殿も新しく、ヒノキの色が色あせていないせいか、引き締まったキリッとした感じがして好感を持てる神社。良い意味で「気高い」感じのする神様だという気がする。しかも、男性的というよりは女性的な気高さ...
R:
女神様だね、きっと。八幡さまの祭神の一人神功皇后は女性だし。でも、この神社が八幡になったのは貞観2年に慈覚大師がここを訪れたときにもともとあった社に八幡さまを祀ってからであって、神社自体はそれ以前からあったらしい。一説には神亀年間からあったというから、それが本当なら1200〜1300年前からあることになる。
H:
それ以前は何を祀っていたの？
R:
御由緒書きによると、昔からよくこの森の上には瑞雲がでたりしたらしい、ある時空から白い煙が降りて雲上に散ず、村人が不思議に思い森の近くまで来ると沢山の白い鳩が西の方角に飛んでいった。これを霊瑞と称して祠を祭ったのが始まりらしい。日本人は神社という形式が現れる以前から、もともと山や岩や井戸、その他の自然現象を聖なるものとして祀ってきたけど、この神社はそれに当てはまるね。さらに、もともとそのように素朴に祀られていた聖地が後に、八幡さまのような「神社系列」に組み込まれていった歴史は、まさに日本の神社の在り方を象徴しているようで興味深い。でもきっとここのオリジナルな神様はもともと気高くやさしい女神様だったんじゃないかな。
H:
そういえば昔、キムタクと山口智子が共演していた『ロングバケーション』っていうドラマで、２人がデートしてお守りを買ってた。ここは縁結びの神様としても霊験があるかも...
★アクセス
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★建立時期
- 不詳 ※一説、貞観2年
★祭 神
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★末 社
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